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日本板硝子 26年3月期 連結売上高8794億6200万円 建築用ガラス事業売上高3750億円

2026.06.01

 日本板硝子㈱は、2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)決算を発表した。

 連結の売上高は8794億6200万円(前年同期比4.6%増)、営業利益288億1700万円(同74.7%増)、税引前利益3億7800万円、当期利益55億1100万円、親会社の所有者に帰属する当期利益44億2100万円となった。前年度比で増収増益となり、営業利益は建築用ガラス事業の改善により増加した。営業利益については、通期業績予想を下回るが、一過性の税効果もあって純利益は上回っている。

 セグメント別の概況は次の通り。

 ○建築用ガラス事業の売上高は3750億円(前年同期は3630億円)、営業利益は300億円(同136億円)となった。売上高および営業利益は欧州において販売価格が改善したため、増加した。前年度に実施した生産停止に伴うコスト削減も引き続き寄与している。太陽電池パネル用ガラスの需要は、アジアでは米国関税政策等を踏まえた取引先の生産調整の影響により減少したが、改善傾向にある。しかしながら、米国では堅調な需要が継続している。

 ○自動車用ガラス事業の売上高は4572億円(同4294億円)、営業利益は50億円(同77億円)となった。売上高は増収だが営業利益は減益。販売数量は減少したものの、北米の補修用ガラス事業を中心に販売価格が改善した。欧州では付加価値製品の拡大に伴い販売構成が改善。日本では新車用ガラス事業の販売数量が伸び悩んでいる。北米の新車用ガラス事業の一時的な生産効率低下は継続しているが、欧州での生産体制の見直しは計画通り進捗している。

 ○高機能ガラス事業

 高機能ガラス事業の売上高は460億円(同466億円)、営業利益は86億円(同76億円)。当初計画通り販売構成が下半期から改善したことから、営業利益は増益となった。

 なお、2027年3月期(2026年4月1日〜2027年3月31日)の通期連結業績予想は、売上収益8800億円(前年同期比0.1%増)、営業利益360億円(同24.9%増)、税引前利益105億円、当期利益40億円(同27.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益30億円(同32.1%減)を見込んでいる。2027年3月期については、下半期から欧州市場が改善すると見込んでおり、再度営業利益360億円の水準を目指す方針。一方で、エネルギーコストの上昇等、厳しい事業環境が継続することも見込んでいる。欧州経済減速の影響を大きく受けた前年度からは回復したものの、2027年3月期業績予想も中期経営計画「2030 Vision: Shift the Phase」の財務目標を下回ることから、達成は厳しい状況であるとしており、改善を目指す考え。

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