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東海北陸ブロック会議開催

2024.04.15

太田ブロック長
会議の様子
 全国板硝子商工協同組合連合会の東海北陸ブロック(太田吉則ブロック長/愛知県板硝子商工業協同組合理事長/太田硝子店)は4月6日(土)午前11時から、福井市の福井県板硝子商協同組合(OOKABE GLASS㈱総務部オフィス)で、東海北陸ブロック会議を開催した。
 会議には愛知県の太田理事長、富山県から紙屋衛氏(㈱紙屋ガラス建硝)、石川県の押田武志理事長(押田硝子商会)、福井県の大壁勝洋理事長(OOKABE GLASS㈱)が出席した(岐阜県は都合により欠席)。
 会の冒頭、太田ブロック長のあいさつに続いて、各単組の状況報告が行われた。
 愛知県は、4月5日(金)に愛知県硝子施工高等職業訓練校の入学式が行われ、11人が入学した。このうち6人は女性で、男性のひとりは外国籍(ベトナム国籍)であったとのことだった。また、年間10回の理事会を開催しており、5月の総会に向けた資料作成を進めていると、活動状況を報告した。
 石川県は、1月に発生した令和6年能登半島地震に関連して、資材や工事料金が高騰していると報告。ガラスの割れ替え依頼も殺到しているが、現地に入りにくい状況。応援要請は今のところないが、今後復旧に向けて色々な動きが出てくると思われると報告。
 富山県からは、今年度1社退会するため、9社になる見込みと報告。会長、副会長、事務局長を2年交代制で進めているが、2年では引継ぎが難しいとの意見も出ており、今後変わる可能性がある。また、氷見地区において地震の被害が出ているが、組合員は高岡までしかいないため、組合員の被害は少なかった。補助金については、消費者と直接取引をしている所は忙しくしている様子と報告。
 福井県は、4月8日(月)から事務局長として県庁職員OBを招いた。行政に対する人脈を期待したい。県内の行政施設や文教施設の断熱改修について見積もりを無償で行い、組合が直接受注できるようなシステムの構築を図りたいとの考えを明かした。このほか、福井駅前に、組合員のデットストックを集めたデットストックストアを開設する予定であるとの報告を行った。
 次に、令和6年能登半島地震の現状報告と対応について協議した。
 太田ブロック長からは、義援金やお見舞金について全硝連に確認を行ったが、昨今地震や台風といった自然災害による被害が多発しており、対応が難しいとの回答があったと報告。押田理事長からは、組合として昨年5月の地震(令和5年奥能登地震)の際にも被災した組合員に見舞金を出しているほか、組合が資金を持ち青年部が実動部隊となってガラスの寄付を行った。このため、資金的にも厳しくなっていると現状を報告。加えて、能登方面に入る道路事情も悪く、支援に入っても宿泊施設も無いため、金沢からの往復では効率が悪いといった事情もあり、もう少し時間がたって、インフラや工事の受け入れ態勢が整わない限り、現状では何もできないとの見解を示した。
 こうしたことから、今の時点では手の打ちようがないとして、今後の推移を見守りながら、対応することとなった。
 また、住宅省エネ2024キャンペーンに関連する補助金についても協議が行われ、申請時の写真の撮り方に関する注意喚起や板硝子協会が提供するシミュレーションサイトの活用について、意見交換がなされた。また、議論の中で、組合で補助金申請の代行が出来ないか?できれば組合加入のメリットになるのではないか?との提案、工事終了から補助金が振り込まれるまでのタイムラグにより、資金繰りが厳しくなるケースもあるのではないか?との意見もあった。
 最後に、令和5年度後期ガラス施工技能検定結果についての報告がなされた。愛知県からは、2級受検者10名と報道されているが、インフルエンザ等で4名が試験を欠席し、実際の受検者は6名だったと説明。石川県や富山県からも、それぞれの事情について報告がなされた。
 会議は約1時間で終了、場所を移して懇親会(食事会)が行なわれた。

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