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令和5年新設住宅着工戸数

2024.02.12

新設住宅着工戸数の推移
 国土交通省は、このほど令和5年の新設住宅着工数(概要)を発表した。
 これによると、令和5年の新設住宅着工は、81万9623戸で前年比4.6%減少し、3年振りの減少となった。新設住宅着工床面積は641万7800㎡で、同7.0%減少し、2年連続で減少した。
 利用関係別戸数では、持家が前年比11.4%減少の22万4352戸で、2年連続の減少。貸家は同0.3%減少の34万3894戸で3年ぶりの減少となった。分譲住宅は24万6299戸で同3.6%減、3年ぶりの減少となった。うち、マンションは昨年の増加から再びの減少(10万7879戸、同0.3%減)に転じ、一戸建住宅は3年ぶりの減少(13万7286戸、同6.0%減)となった。
 地域別では、首都圏は、総戸数で前年比2.5%の減少[持家 同13.6%減、貸家 同0.2%減、分譲住宅 同0.4%増(うちマンション 同0.7%増、一戸建住宅 同0.0%減)]。中部圏は、総戸数で同7.0%の減少[持家 同10.1%減、貸家 同2.6%減、分譲住宅 同8.1%減(うちマンション 同4.3%増、一戸建住宅 同13.9%減)]。近畿圏は、総戸数で同3.5%の減少[持家 同10.0%減、貸家 同1.3%減、分譲住宅 同0.6%減(うちマンション 同3.2%増、一戸建住宅 同4.2%減)]。その他地域は、総戸数で同6.4%の減少[持家 同11.2%減、貸家 同0.7%増、分譲住宅 同9.9%減(うちマンション 同7.6%減、一戸建住宅 同11.0%減)]となった。
 建築工法別では、プレハブが10万3403戸(前年比8.1%減)で2年連続の減少、ツーバイフォーは9万792戸(同0.5%減)で2年連続の減少となっている。
 また、同時に発表された令和5年の建築物の着工床面積(概要)によると、全建築物の着工床面積は2年連続で減少し、1億1121万㎡(前年比6.9%減)となった。このうち公共の建築主分は463万㎡(前年比10.2%増)で、7年ぶりの増加。民間の建築主分は、1億658万㎡(同7.5%減)となり、2年連続の減少となった。なお、民間建築主分の内、居住用は6712万㎡(同6.3%減、2年連続の減少)、非居住用は3946万㎡(同9.6%減、2年連続の減少)となっている。
 民間非居住用の主な使途別では、事務所用は517万㎡(前年比0.5%増、昨年の減少から再びの増加)、店舗用は389万㎡(同6.1%減、2年連続の減少)、工場は716万㎡(同16.7%減、3年振りの減少)、倉庫は1238万㎡(同6.1%減、4年振りの減少)となっている。

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